二流。

バイク乗ったり自転車乗ったり写真撮ったり。

モトグッツィ V7 トイウバイク

Leica M10-P / WOLLENSAK FASTAX-RAPTAR 50mm f2

今更ながら自分の乗っているバイクについて書いてみる。

MOTOGUZZI V7 STONE 

2013年式。新車で購入し気付けば5年乗っていて所有期間は歴代一に並ぶところに。前にはタイプ違いのRacerに乗っていたので(事故で廃車)それも含めると自分のバイク人生の半分近くがモトグッツィなのか・・・やば。カスタムは足回りとちょっとだけ吸排気系、あとポジション関連。いわゆるライトチューン程度だけどグレード詐称で「SPORT」のロゴを自作しサイドカバーに貼っている(笑)下道、山道メインで2、300kmくらいの寄り道も含めたツーリングを主眼に置き、しかし高速も活用したいのでそれなりの巡航性能は必要で、さらにはMAX600km/日くらいは乗れるように、という要件から選び、仕上げた一台。

750cc、空冷2気筒で50馬力。見た目通りというか速いバイクではなし。何なら400や250ccのスポーツタイプの方が確実に速い。だけどワインディングを走らせると妙に面白いのだこれが。目を三角にして速度を乗せてブレーキを我慢して、というよりは川下りのごとく無理なく綺麗にコーナーを駆け抜けるのがいい。しかし回してもパワーが湧き出る系のエンジンじゃないのに、回して乗ると楽しいのはイタリア人は本当にお上手なんだと思う。足回りを弄ったおかげで応答性と速度レンジも上がり、荒れた路面の安心感もUPしている。

走りがアツいだけではなく、縦置きエンジンの特性なのか山道を楽しく走り続けたとしても疲労が少なくて済む。倒し込みが軽く、スロットルのオンオフで切り返しを抜けられるのからだろうか。また快走路に限らず車の連なる国道などでも遅くともドコドコドコっと心地よくて退屈しないし、高速道路も制限速度少々くらいのクルーズは余裕で快適。急いても風圧もキツくてしんどいだけだしね、とようやく言えるくらいには大人になれた。ようやく。

22Lのタンク容量で燃費は20km/L〜くらい。なのでフツーに航続距離が400km越えるのはこのバイク一番の強みかもしれない。300kmくらいのツーリングなら無給油だし、500、600km走るぞとなっても中間地点で一回入れれば余裕。そういえばグッツィ乗ってからガソスタの心配したことが無いことにこの記事書きながら思い至った。ちなみにMy V7は乗り方のせいか燃調触ったからか比較的燃費が悪いが、ノーマルで大人しく乗れば25km/Lくらい走ります。

 

車体も中型+αくらいだから取り回しも楽、とここまでいいことばかり書いたけれど、問題なのはイタ車なのよねコイツ・・・そんなに壊れないけど壊れます。性格的に許せない人は絶対やめた方がいいと思う。国産乗りましょう。国産だって壊れるけどね。何にせよ寛容さや余裕がないと辛いこともあるかも。自分は私生活しんどい時期にちょっと維持面倒くさくなりました・・・

ウインカーがポロリしたら「HAHAHA!!」とひとしきり笑って、最寄りのホムセン調べて手信号しながら行って応急処置出来たり、開き直ってレッカー呼んであとは酒飲んで帰るかーって出来る人なら大丈夫そう。というかイタ車乗ってたら大体の人は自然とそうなっていってる気がする。致命的なトラブルや即捨てるか、ってトラブルはそんなにないと思う。そう願いたい。

 

長ったらしく書いたけれど「モトグッツィは、いいぞ」