二流。

バイク乗ったり自転車乗ったり写真撮ったり。

ライカって Ⅳ

Leica M10-P / Summicron 35mm f2(3rd)

M10-Pを手に入れて使ってみると、最初は不慣れなマニュアルの操作でよちよち撮っていたが、慣れてみるとこれがとても使いやすい。ライカ使いの達人は早撃ちのごとくカメラを構えてサッと撮るというのも頷ける。しかし速写以外でも具合が良いことがわかってきた。

まずファインダーがいい。距離計、二重像でのピント合わせが手早いのも利点だが、ピントを置く場所、合わせる場所に関して思考しやすく感じた。素通しのファインダー越しというのは、仕上がりを想像してシャッターを切らせてくれる。

写りは・・・当然使うレンズ(フィルム)次第だし、個人の好みだから何とも。凄く正確に写る!というよりかは印象的な画にして返してくれる感想。完璧じゃなかったり人間の目と比べた時の違和感が見た人の想像力が入り込む余地になってるのかな、なんて。

 

あとは良く言われるシャッターやダイヤル、フィルム機での巻き上げの感触が良くてウットリするって話は別に何も写真にはプラスにならない。だけど嫌な感じがしない、ストレスが無いって道具としては大切なことかも。操作のシンプルさも相まってか撮影がより進む気がする。別に他のカメラだと気が散るってほどではないのだが、ライカはノイズが少ないと思う(使う分には)

 

基本的に高いし、出来ることの制限も多め。だけどいつも身近に置きたくなって、気の向くままに写真が撮れる面白いカメラ。

気になっている方は是非いちど、とりあえず使ってみてほしい。(完)