二流。

バイク乗ったり自転車乗ったり写真撮ったり。

グッツィで気ままに... Ⅱ

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Leica M10-P / Summicron 35mm f2(1st)

バイクを止めて階段を登っていくと開けて広場のようになっていた。よく分からない大きな市の石碑があるだけの公園モドキ。木々に囲まれていて下の道路をたまに通る車の音が微かに聞こえるだけでとても静かな場所だった。そこで少しだけ写真を撮ってからウグイスの声を聞きながら石のベンチに腰掛けて呆けていた。この妙に居心地が良いのは何故だろうかと考えたが、誰も人が居ないからだと結論付いた。心にストレスが溜まっているから人に苛つくのではなく、そもそも自分が以前より人間嫌いにシフトしてきているのではという新たな考え。

また、よく「バイクに乗っている間は一人の時間」と聞くが、公道には当然他の車両もいるので日中では一人を感じづらい。バイクを降りて人の気配の少ない場所で落ち着いて、初めて自由になれたのでは、と。

 

ベンチに体を横たえて、そよ風を感じながらそんな事を考えているとどうやらうたた寝をしていたようで、気付けば小一時間ほど経っていた(つづく)