とは言うものの「写真が上手い」とはそもそもどういうことか。「いい写真」をコンスタントに発表している人はきっと写真が上手いといって良いのだろう。しかしいい写真というのは・・・求めるものや見せる相手によって変化するので定義することが難しい。
ただ間違いなく言えるのは、いい写真を撮りたいなら持っているカメラを上手く扱うことが必要不可欠ということだろう。撮った時は傑作と思った写真が家のPCのモニタで見た瞬間にピンボケ、手振れ、動体ブレでガッカリしたことがきっとあるはずだ。またシャッターチャンスを逃さぬように撮ったとて露出が滅茶苦茶だったり絞り選択が間に合わないなんてことも。
フォーカス、絞り、SS、デジタルならば感度も。カメラによって難易度に差はあるが、ほぼ操作自体はフルオートとも言えるAF、AE機能の強力なイージス艦のようなデジカメであろうとも沢山のボタンを正確に操作するのも、キッチリAFを追従させるのも技術だと思う。何をオートに任せるかの判断も。
またマニュアル操作の多いカメラなら言わずもがな。癖のあるクラシックカメラや二眼レフなどは先ずは操作を習熟することからスタートだ。かつてバルナックライカの説明書にはこれをよく読んでちゃんと操作出来るまで練習しろと書いていたとか何とか(うろ覚え)
貴重なシャッターチャンスを逃さないためにも早く、正確な操作が行えることが「写真が上手い」への第一歩ではないか。その為には無意識に全ての操作が行えるくらいに操作に習熟し、ひたすら撮りまくり、どんな時でもカメラは鞄に入れて、何ならぶら下げて、もっと言えば常に握りしめておきたい。この理屈で日々の通勤フォトも少しは成長の糧になればよいのだが(笑)
あとは出かける前の準備も疎かに出来ないと思う。誰しも出先でバッテリ残量が僅かだったり、カメラにSDカードが入ってないことに気付いてクソ重たい邪魔な荷物に成り下がった経験があるのではなかろうか。
装備を完璧に体調も万全にして家を出て、バンバン撮りまくろうではないか。