二流。

バイク乗ったり自転車乗ったり写真撮ったり。

愉快なオッサン化

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Leica Q-P

三十路に入って少し経った。アラサーと呼ばれる年代に入った頃から嗜好や考え方が少しずつ変化していたが、ここ1、2年はそれを特に感じている。趣味関連だけではなく日常の生活、仕事などでもだ。これまでとは違う考え方をすることから悩みが生じることもあるが、概ねその変化は好ましく思っている。

変化の大元は自分の持っている時間、体力等のリソースが目減りしていることが根元なので、大袈裟に言えば「老化」の一種だろう。この年齢で生意気なと先輩方には怒られるかもしれないが、事実「若さ」は徐々にではあるが失われつつある。

 

さてどのような変化があったかと言えば全体的にのんびりとするようになった。ツーリングでは高速でのワープも活用しながらなるべく美味しい道だけを走ってちょっとだけ美味しいものを食べる。奥様と少しドライブして素敵なランチのお店を開拓する。またワインディングもガンガン走らず、バイクとの対話を楽しむようにゆるやかに走ることが多くなった。

あ、あと日本酒が好きで色々飲むのが好きだったが、つい最近ウイスキーに手を出した。自宅で寛いで飲むには非常によい・・・

これらは十年前なら半ば馬鹿にしていた「オッサン」の生き方だ。しかし自分がその年代に近づいてくると、それは豊富な経験を前提にした非常に頭の良い生き方だと理解できるようになった。本当に良い時間を全身全霊で味わうには量はそんなに必要ないのだろう。この頃はそんな遊び方を真似しているが中々愉快で、自分にもオッサンとしての自覚が出てきた気がする(笑)

 

そういえば「教養があればあるほど(それで)遊べると」タモリさんが言ってたらしいが、きっと更に先のステージではそうなるのだろう。楽しいもので遊ぶのではなく楽しめるものを見出していく生き方。これは自分にはまだまだ遠い。