Leica M10-P / Summilux 50mm f1.4 (2nd)
今回しまなみでは35mm、尾道に渡ってからは50mmのSummiluxをメインに撮影することは予め決めていた。また「尾道の学生」を撮りたいというのも心にあった。以前尾道を訪れた際に、海の見える路地にいた学生が非常に画になっていたので写真に収めたくなったのだが、当時はスナップ撮影に対して今よりも踏み込めず、撮影を断念した事がずっと心残りだったので、ライカでリベンジしようという魂胆だ。
スナップ撮影の方法、そもそもの是非については議論されているが、ある程度堂々と撮らせてもらって、問題があれば誠実に対応したいと考えている。写真に人物が映り込むことをよく思わないカメラマンも多いだろうが、何気なくフレームインした人物のおかげで、その光景が生きてくることもある。
さてリベンジの結果だが、この写真が撮れたことによって無事に果たされた。胸に支えていたものが取れた心地だ。