先の休日にグッツィの走り納めをしてきた。
この日は昼前まで雨が降っていたが、路面が少し乾いてきたのを見計らって出撃。12月とはいえずいぶんと気温も高く、少し装備を整えてやれば快適にバイクに乗ることが出来る良いシーズンだと思う。
小一時間ほどで到着したのはいつものカフェ。お店に入ると満席だったものの、ちょうど出て行くお客さんと入れ替わりで席に案内してもらえた。このカフェはランチがとても美味しいのだけど、今回はデザートとコーヒーを頂いた。
カフェまでの走った距離は大したことのないものだったが、最近バイク分がかなり不足気味だったのでエンジンの鼓動や、ヘルメット越しに聞こえる排気音、ブリッピングで車体が傾く手応えなどを存分に味わいながらグッツィを走らせた。のんびり走っているだけでもとても心地よく、更にワインディングでは車体の挙動を探りつつの道との対話を楽しんだ。少しだけスロットルを大きく開けて、身体をインに入れながらコーナーを抜けて行く。
グッツィもカフェも一人きりでのんびりと、どちらも素晴らしい時間だった。年齢を重ねるにつれて増えてきた考え事や悩み事に追われる中でとびきりのリフレッシュになった。結婚したからバイクを降りるという人は世に多いと聞くけれど、結婚したからこそ一人の時間を大事にするためにバイクは非常に有用だと思う。
安全に十分配慮して、ずっと乗りつづけたい。
Leica Q